11月2日の概況
先週末の米国市場では、インテルの決算などをきっかけに半導体関連株が急落。
日本市場でも大暴落が起きるのではないかと心配されていた。
ところが、いざ蓋を開けてみると、日経平均は朝方こそ500円以上下落したものの、その後は急速に回復。
午後には一時300円以上のプラスに転じる場面もあった。
どうやら大暴落は杞憂に終わったようだ。
ただし、最後は再び売られて208円安。
なかなか素直には上がってくれない相場である。
本日の日経・TOPIX
本日の日経

63,081.86円 前日比-208.25円(-0.33%)
日経平均は続落。
前週末の米国株安を受けて売りが先行し、朝方には一時577円安まで下落した。
しかし、その後は買い戻しが入り、午後には一時300円以上の上昇に転じた。
結局は引けにかけて売られ、208円安で終了。
大暴落は回避したものの、上値の重い一日だった。
本日のTOPIX

3,930.28ポイント 前日比-34.79(-0.88%)
TOPIXも日経平均と同じく続落。
ただし、下落率は日経平均の0.33%に対して0.88%と大きかった。
東証プライム市場では値下がり銘柄が約1,000銘柄に達し、値上がり銘柄の約2倍となった。
一部の大型株が日経平均を支えた一方、市場全体では売り優勢だったことがわかる。
日経・TOPIXから考察する本日の日本市場
先週末とは逆に、今日はTOPIXの下落率が日経平均を大きく上回った。
東京エレクトロンやアドバンテストなどの上昇が日経平均を支えた一方、銀行株やサービス関連など幅広い銘柄が下落。
日経平均だけを見れば小幅安だが、市場全体はそれほど強くなかった。
まさに指数と実態に差がある相場だった。
本日の注目ニュース
インテルショック、日本市場への影響は限定的?
先週末の米国市場では、インテルの業績見通しが市場の期待に届かなかったことなどから、半導体関連株が大幅下落。
NASDAQ総合指数は2.86%安、半導体関連のSOX指数も7%を超える急落となった。
当然、日本の半導体関連株への影響も警戒された。
しかし、実際には東京エレクトロンやアドバンテストが上昇するなど、半導体関連株でも明暗が分かれた。
市場全体が一斉に売られる最悪の展開にはならなかったようだ。
韓国市場は半導体株主導で大幅反発
この日、意外な支援材料となったのが韓国株式市場。
インテルはメモリ価格の上昇が収益の悪化につながるとみられたが、そのメモリを作っている側の韓国企業にとっては収益増につながると考えられたこと、また機関投資家が大量に買いに入ったことにより反発。
韓国のKOSPI指数が堅調に推移したことなどから、日本市場でも買い戻しが進んだ。
日経平均は午後に一時プラス圏へ浮上。
米国株の大幅下落を受けても、日本市場が必ずしも同じ方向へ動くわけではないことを示した一日だった。
ただし、最後は再び下落。
まだまだ安心できる状況ではなさそうだ。
本日の話題株
キオクシアホールディングス(285A)

11,345円 -2,125円(-15.78%)
この日の日本市場で目立ったのがキオクシアの下落。
好業績を発表していたものの、市場の高い期待を満たせなかったと受け止められ、株価は大きく売られた。
日経平均を約150円押し下げ、マイナス寄与度ではトップとなった。
決算が良くても、株価が上がるとは限らない。
投資家が期待していた水準に届かなければ売られるという、株式市場の難しさを感じさせる動きだった。
信用取引(デイトレ)の結果
なし
信用取引(6カ月保有)の結果
IHI(7013)

終値2,306円 前日比-24.5円(-1.05%)
買建金額 2621.5円 含み損益 -32052円
2,300円で寄り付き、一時2,271円まで下落。
その後は買い戻され、午後には2,334.5円まで上昇したものの、終値は2,306円。
朝方の安値からは持ち直したが、前日終値を回復することはできなかった。
11月4日の決算発表を控えており、投資家の様子見姿勢も意識される局面と考えられる。
下がりはしたものの、比較的落ち着いた値動きをしていた。
ギャップダウンから始まって厳しいかなあ、と思ったが、回復基調で動いてくれたので、これは大暴落はないかな、と安心した。
りそなホールディングス(8308)

終値2,220円 前日比-24円(-1.07%)
買建金額 2379円 含み損益 -16301円
2,194円と安く寄り付いたものの、その後は上昇し、一時2,246円まで回復。
しかし、午後には再び売りが優勢となり、終値は2,220円。
朝方の安値からは持ち直したものの、前日比では1%を超える下落となった。
銀行セクター全体が軟調だったことも、株価の重荷になったと考えられる。
ここもいきなり50円のギャップダウンから始まったので、やばいかも、と思ったが、前場の前半は小気味のいい上昇が続いた。
しかし、2350円超えには至らず、2350円の門番への攻撃まではいかなかった・・
本日の銀行株全体の動向
銀行セクターは全体として売り優勢となった。
東証33業種のうち銀行業の下落率は2.08%と、TOPIX全体の下落率を大きく上回った。
前週の日銀会合では政策金利の据え置きが決定され、追加利上げの時期が引き続き注目されている。
銀行株は金利上昇による収益改善が期待される一方、利上げ時期の不透明感や株式市場全体の地合いにも左右される。
今後は金利動向と各銀行の決算内容が重要になりそうだ。
本日の損益
本日の確定損益:0円
今月の確定損益:0円
今年の確定損益:82012円
通期の確定損益:1198563円
現在の含み損益:-48353円
投資信託の結果
◎オルカンに投資
・成長投資枠
取得価格:23379円 現在価格:37716円 評価損益:38175円
・つみたて投資枠
取得価格:28670円 現在価格:37716円 評価損益:1057022円
本日の反省と感想
金曜日の夜から、インテルショックとキオクシアショックで市場は、ギャラクティカマグナムとファントムをいっぺんに食らったような相場になるのでは、と有識者も含めて戦々恐々状態だった。
が、結果から言うと、杞憂に終わった。
暴落が来たら、IHIとりそなは基本放置、反発を待つ。
それと、フジクラが3600円台まで来たら100株買いを入れようと準備していた。
だけど、全くの肩透かしに終わった。
フジクラは、トランプ関税でもイラン戦争でも、その大幅暴落によって、大損失、退場に追い込まれた因縁の銘柄。
今度は、こっちがそれを利用してやる!、と思ったが、待ってると来ない(笑)
今日なんかは、誰もが覚悟を決めちゃう日であると同時に、休みが入ったことでパニックがなかったんだろう、と思う。
まあ、おかげで、手持ち株も小幅な下げで終わったので、今日のところは感謝するとしよう。
翌営業日(11月4日)の注目材料
11月3日は文化の日で日本市場は休場。
次の取引日は11月4日(水)となる。
① IHIの決算発表
11月4日13時にIHIの第2四半期決算が発表される予定。
業績の進捗や今後の見通しが、株価を動かす大きな材料になりそうだ。
決算発表後は株価が急変する可能性もあるため、特に注意したい。
② 米国市場と半導体関連株
インテルの決算をきっかけとした半導体関連株の下落が続くのか。
11月3日の米国市場の動向と、日本の半導体関連株への影響が注目される。
あがれ、あがれ~!
③ 銀行株の下落が続くか
銀行業は2%を超える下落となった。
今後、売られ過ぎと判断した買いが入るのか、それとも下落が続くのか。
りそなHDについては、2,200円前後の攻防が一つの注目点になりそうだ。
11月最初の取引を終えて
11月最初の相場は、大暴落への警戒感から始まった。
しかし、結果的には日経平均208円安。
一時はプラスに転じるなど、予想以上に底堅い場面も見られた。
ただし、TOPIXや銀行株を見ると、市場全体が強かったわけではない。
大暴落を回避したからといって、すぐに安心できる相場でもなさそうだ。
今週はIHIの決算も控えている。
さて、休場明けの11月4日はどうなることやら。
いいことありますように・・・

